はじめて気づいた、あの俳優の”ただものじゃない感”
テレビをつけたら、またあの人が画面の中にいた。
TBS日曜劇場「リブート」(3月1日 21:00〜)で見せる圧倒的な存在感。
かと思えば、毎週日曜18時には「世界遺産」のナレーションであの穏やかな声が流れてくる。
今季だけでも、こんなに多方面で目にする俳優が他にいるかしら。
そう、鈴木亮平さんのことです。
私が最初に「この人、ただものじゃないな」と感じたのは、
NHK連続テレビ小説「花子とアン」(2014年)のころ。
甘いルックスなのに、とても骨太な雰囲気がある。
笑顔はあたたかく、目の奥に知性の光がある。
なにか不思議な引力を持った俳優さんだな、とそれがはじめでした。
それから10年以上、彼への関心はずっと続いています。いえ、むしろ年を重ねるごとに深まっている気がする。その理由を、今日は少し丁寧にひもといてみようと思います。

知れば知るほど驚く、その”本物のスペック”
東京外国語大学卒・英検1級・世界遺産検定1級
鈴木亮平さんは1983年3月29日、兵庫県西宮市生まれ。身長186cm、ホリプロ所属の俳優です。
まずプロフィールを見て驚くのが、その学歴と資格の充実ぶり。
東京外国語大学外国語学部英語専攻を卒業し、実用英語技能検定1級を取得。
さらに世界遺産検定も1級を持っているというのだから、
もはや俳優という枠に収まりきらない知的探究心の持ち主です。
NHK「世界はほしいモノにあふれてる」のMCを長年務めているのも、
単なるキャスティングではなく、彼の知識と素養があってこそ。
世界遺産についても「世界を知る格好の素材」と語るその姿勢は、
知ることを純粋に楽しんでいる人のそれです。
「この景色を覚えておきなさい」が育てた感受性
生い立ちで印象的なのが、阪神・淡路大震災の記憶です。
小学6年生のとき、震災後に父親とともに被災地の神戸の光景を目にした。
そのとき父親から言われた「この景色を覚えておきなさい」という言葉が、
今の役者業に活きていると語っています。
その父の言葉。それは間違いなく鈴木亮平の中に息づいています。
幼い日の痛切な経験が、人の痛みを想像する力につながっている
——そう聞くと、彼の演技がなぜあれほど深く胸に刺さるのか、腑に落ちる気がします。
周囲の目を跳ね返した、負けず嫌いの原点
中学時代には「俳優になりたい」という夢を持ちはじめましたが、
同級生の中では役者志望は珍しく、周囲から「何言ってんの?」という目で見られていたとか。
でもそれがかえって「負けず嫌いに火を付けた」と本人が語っています。
それは持って生まれた資質なのかもしれませんが、徹底しているという部分。
これは鈴木亮平自身が培ってきたもののように見えます。
笑顔のやわらかさとは裏腹に、芯の強さと自分を信じる力がある人。
その組み合わせが、なんとも頼もしく、また魅力的ですよね。

カメレオン俳優と呼ばれる理由——役への向き合い方が別格
体を武器にする覚悟
鈴木亮平さんといえば、役に合わせて体型を劇的に変えることで知られています。
「カメレオン俳優」と評されるゆえんがここにあります。
ある作品では筋骨隆々の肉体を作り上げ、
またある作品ではそこからがらりと体型を変えて別の役を演じる。
その徹底ぶりは、単なるプロ意識を超えて、「役を生きる」という姿勢そのものです。
NHK大河ドラマ「西郷どん」(2018年)では主演を務め、
相撲シーンのために実際に相撲の技術を習ったというエピソードも。
ただ演じるのではなく、その人物として存在しようとする真剣さが伝わってきます。
多彩な作品への挑戦が止まらない
映画「エゴイスト」(2023年)では、繊細な愛の形を体当たりで演じて高い評価を受け、
第15回TAMA映画賞最優秀男優賞を受賞。
映画「孤狼の血 LEVEL2」では第45回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を獲得。
Netflixでは「シティーハンター」で冴羽リョウを演じ、世界に向けて新たな一面を見せました。
そして現在放送中のTBS日曜劇場「リブート」(3月1日 第六話「終幕」)では、また新たな一面を見せてくれようとしています。
先週第5話で見せた早瀬陸と儀堂歩のシーン、見ましたか?同じ姿容をしていても、中身が全くの別人と分かる。その演じ分けにゾッとしましたよね。
視聴率も評判も上々のこのドラマ、ご覧になっていますか?

CMでも存在感抜群——”億山”という新キャラ
最近では日本スポーツ振興センター「MEGA BIG」のCMも演じていますよね。
「12億への案内人・億山」というキャラクターです。
CMを見るたびについ笑ってしまう親しみやすさを発揮中。
シリアスな役もできてコメディもこなせる、
その振り幅の広さが鈴木亮平さんの真骨頂です。
「格好いい大人の男性」のお手本がそこにある
知性・誠実さ・ユーモアが三位一体
私がこの人に惹かれ続ける理由を一言で言うなら、
「格好いい大人の男性のお手本」がここにあるから、でしょうか。
高い知性があって、でも鼻につかない。
どんな役にも誠実に向き合って、でも肩に力が入っていない。
笑うときは心から笑う。——そういう人って、実はなかなかいないのです。
そして、それが最大の魅力だと思うんです。
3月7日(土)11:00からはTBSチャンネル1「鶴瓶のスジナシ」にゲスト出演予定。
台本なしのあの番組で、鈴木亮平さんの素顔がどんな風に出てくるのか、
今からとても楽しみです。鶴瓶さんとの掛け合いで、またひとつ新しい魅力が見えてくるはず。
世界遺産番組が伝える、もうひとつの鈴木亮平
3月1日18時のTBS「世界遺産〜イタリア・シチリア島 断崖のバロック都市」では、
あの落ち着いた声で世界の美しさを届けてくれます。
俳優としての顔とはまた違う、知的でおだやかな語り口に、
週末の夕暮れ時にほっと心がほぐれるのです。

知れば知るほど、「この人、本当にいいなあ」と思う。
それが鈴木亮平さんという俳優の、揺るぎない魅力だと私は思っています。
これからも、どんな役でどんな姿を見せてくれるのか。
追いかけるのが楽しくて仕方ありません。
【まとめ】 鈴木亮平は東京外大卒・英検1級・世界遺産検定1級という知性と、役のために体型を変えるほどの誠実さを兼ね備えたカメレオン俳優。誠実さ・知性・ユーモアが三拍子そろった、大人の女性が惹かれるのも納得の俳優です。
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