これからの時代に必要な「生きる力」
近年、世界中で様々な変化が起きています。
自然災害、パンデミック、経済の変動……。
これまで「当たり前」と思っていたことが、突然失われる経験を、私たちは何度もしてきました。
そんな時代だからこそ、「自分の手で何かを生み出す力」は、
かけがえのない財産になるのではないでしょうか。
電気やガスが止まったとき、物流が滞ったとき。そんな非常時に、工夫して乗り越える力。
あるものを活かして、必要なものをつくり出す知恵。
彼女がDIYで培っている技術や発想力は、まさにそうした「生きる力」の体現だと感じます。

私の趣味程度の手仕事でも、「自分で直せる」「自分でつくれる」という経験は、
小さな自信につながっています。
ボタンが取れたら自分で付け直せる。
棚がぐらついたら自分で補強できる。
たったそれだけのことでも、「誰かに頼らなくてもなんとかなる」という
安心感は大きいものです。彼女のレベルには遠く及びませんが、
その「自分でできる」という感覚の延長線上に、彼女の世界があるのだと思うと、
少し勇気が湧いてきます。
私たちが始められる「小さな一歩」
彼女のような大規模なDIYや、たくさんの動物との暮らしは、
誰にでもできることではありません。
土地も、時間も、技術も必要です。
けれど、その「精神」は、私たちの日常にも取り入れられるのではないでしょうか。
たとえば、壊れた物をすぐに捨てるのではなく、直せないか考えてみること。
100円ショップで材料を揃えて、ちょっとした小物を手づくりしてみること。
近所の保護猫カフェを訪ねてみること。大きなことでなくていいのです。
私自身、最初は本当に簡単なことから始めました。
古いTシャツを切って、掃除用のウエスにリメイクすることから。
それが少しずつ、小物づくりへ、そして簡単な棚の取り付けへと広がっていきました。
今でも失敗の連続です。縫い目が曲がったり、寸法を間違えたり、
思っていた色と違う仕上がりになったり。
けれど、その「失敗も含めて楽しい」という感覚を知ってしまうと、
もう手仕事のない暮らしには戻れません。
彼女を見ていると、きっと彼女も最初は小さなことから始めたのだろうと想像します。
そして、失敗を重ねながら、少しずつ技術を磨いていったのでしょう。
天才的なセンスがあったとしても、あれほどの腕前は努力なしには身につきません。
その積み重ねを想像すると、ますます尊敬の念が深まります。


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