趣味でかじる者だからこそ分かる「本物の凄さ」
実を申しますと、私自身もDIYや手芸が好きで、日頃から細々と楽しんでおります。
といっても、本格的なものではありません。古くなったクッションカバーを縫い直したり、
100円ショップの材料で小物入れをつくったり、壁に小さな棚を取り付けたり。
あくまで、なんちゃって程度の、ささやかな手仕事です。
けれど、だからこそ分かることがあります。
彼女の技術が、どれほど途方もないものであるかということを。
たとえば、私が棚を一つ取り付けるだけでも、水平を測り、下地を確認し、
ネジを打ち込むのに四苦八苦します。曲がっていないか何度も確認し、
それでも微妙にずれていて落胆する。そんなことの繰り返しです。
ところが彼女は、家そのものをリフォームしてしまうのです。
壁を抜き、床を張り替え、窓枠を取り付け、ペンキを塗る。
しかもそれが、素人の日曜大工ではなく、プロ顔負けの仕上がりになる。
テレビで拝見するたびに、「同じ人間なのに、なぜこんなにも違うのだろう」と、
ため息が出てしまいます。
手芸でも同じことを感じます。私がミシンで直線を縫うのにも神経を使うのに、
彼女はきっと、布の素材や縫い方の特性まで理解した上で、自在に形をつくり出せるのでしょう。そう想像するだけで、惚れ惚れしてしまいます。
「趣味でかじっている」程度の私だからこそ、その技術の高さが身に染みて分かる。
彼女の手仕事を見ると、尊敬を通り越して、もはや畏敬の念すら覚えるのです。


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