おとな世代の私たちが学べること
さて、ここまでお読みいただいて、
「若い俳優さんの話から、私たち世代が学ぶことがあるのだろうか」
と思われた方もいらっしゃるかもしれません。私は、大いにあると思っています。
まず、「かっこつけている自分は嘘だ」という気づき。
年齢を重ねるほどに、私たちは「こうあるべき自分」に縛られがちです。
おとななのだから落ち着いていなければならない。
これまで築いてきた立場を守らなければならない。若い人に負けてはいけない。
けれども、そうした「べき」に囚われすぎると、本当の自分が見えなくなってしまいます。
時には、「かっこ悪い自分」を認めてもいいのではないでしょうか。
失敗しても、迷っても、弱音を吐いても、それは人として自然なこと。
むしろ、そうした姿を見せられることこそが、本当の強さなのかもしれません。
そして、「うまくいかない時期を糧にする」という姿勢。
我々世代になると、人生の中で何度も「うまくいかない時期」を経験してきたことでしょう。
その経験を、ただの辛い思い出として封印するのではなく、
自分を形作る大切な要素として受け入れる。
それができたとき、私たちの言葉には重みが生まれ、存在には深みが加わるのだと思います。



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