“主役より先に思い出す顔”がいるという贅沢
ドラマって、基本は主役のために作られます。ポスターも番宣も、視線は中心へ集まる。
でも、見終わったあとに心の中に残るのは、必ずしも主役の名台詞ではないんですよね。
「あの場面で、あの人が少しだけ眉を動かしたのが忘れられない」
「ほんの一言なのに、急にドラマが現実に繋がった」
そんな記憶って、人生経験を重ねた今のほうが強く残ります。
名脇役のすごさは、出番の量ではなく“作品の重心”を整えるところ。
主役を食わない。ドラマの流れを壊さない。
でも、足りないところを黙って支えて、場面に生活の匂いを持ち込む。
それができる人がいると、物語は急に信頼できるものになります。
私が今夜注目している役者さんも、まさにそのタイプです。
自然体で、やり過ぎない。
なのに、そこにいるだけで画面がちょっとだけ近くなる。
視聴者のこちら側が「わかる」と思ってしまう距離に、ふっと連れてきてくれる。


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